
ソフビコレクター必見の一大イベントに迫る
はじめに:NAGNAGNAG旧蔵コレクションセールとは?
NAGNAGNAGさんといえば、独創的なデザインと圧倒的な存在感を誇るソフビ作品で世界中のコレクターを魅了してきたアーティスト。
その旧蔵コレクションが、今回ついに毎日オークションさんでオークション形式にて出品されることになりました。貴重な作品が市場に出るこの機会を逃すわけにはいきません!
本記事では、毎日オークションの担当者インタビューを交え、今回のセールの見どころや注目作品、そしてソフビ市場の展望について深掘りしていきます。
NAGNAGNAG旧蔵コレクションセール 開催日程
名称 | 第810回 絵画・版画・彫刻オークション |
日程 | 2025年3月20日(木)14:00(13:30受付開始) 2025年3月21日(金)11:00(10:30受付開始) 「NAGNAGNAG旧蔵コレクションセール」は3月20日(木)開催予定です。 |
下見会 | 2025年3月19-20日(水-木)10:00-18:00 「NAGNAGNAG旧蔵コレクションセール」の下見会は3月20日(木)14:00で終了 |
会場 | 毎日オークション 東京本社 (〒135-0063 東京都江東区有明3丁目5−7 TOC有明ウエストタワー5F) |
参加方法 | 事前入札(書面・WEB)、当日来場参加、当日電話・オンライン入札を予定 |
毎日オークション担当者インタビュー
Q1. まず、毎日オークションさんについて教えていただけますか?
A.国内最大級の取り扱い点数を誇る、マイナビグループの美術品オークション会社です。毎年30回以上のオークションを開催し、年間出品数は約3万ロット、国内シェア率は42.49%に及びます。
創業は1973年。1989年に美術品に特化した公開型オークション事業をスタートし、現在では絵画・版画・彫刻作品をはじめ、西洋アンティーク・日本陶芸・古美術・ジュエリー・時計・酒類など幅広いジャンルを取り扱っています。
Q2. ソフビをオークションで取り扱うようになった経緯は?
A.お客様のご紹介で「ソフビをオークションで取り扱うことはできるのか」というご相談を受けたことがきっかけです。弊社では過去に取り扱いのない商材であり、他美術品オークション会社に目を向けてもほとんど初の試みとなります。
取り扱いに踏み切った決め手としては、NAGNAGNAGという作家の足跡を、作品を通してお伝えするという使命感が大きかったです。
また新規ジャンルの開発に力を入れている弊社の需要に合致したこと、またソフビの元になっているアニメや特撮作品が、美術品売買を行う方々の年齢層とマッチすることから、新たな顧客層開拓の可能性を見出し今回の開催が決定しました。
Q3. オークションでのソフビの真贋鑑定はどのように行われていますか?
A.書籍や作品の売買情報など多様な媒体を通して綿密な調査をし真贋判定をしております。
また弊社では断定が難しい部分については、外部の専門家の方にご意見を伺う場合もございます。
Q4. オークション運営の中で特にこだわっている点は?
A.毎日オークションでは「すべての人と世界をアートでつなぐ『架け橋』となり、文化的で豊かな社会の実現をお手伝いします。」というパーパスを掲げています。弊社ほど多様なジャンル・価格帯の作品を定期的に取り扱うオークション会社は他に類を見ず、これは毎日オークションのこだわりであり、強みです。今後もより多くのお客様にアートの魅力を届けるため、従来までの形式に囚われることなく、さらなる新規ジャンルへの挑戦、誰もが参加しやすい販売チャネルや開催方法を模索していきます。
Q5. リアルなオークションならではの難しさや楽しさはありますか?
A.実際のオークション会場でリアルタイムに競りが展開されるのは、公開型オークションならではの特徴です。作品が次々に競りにかけられスピーディーに展開していく中(おおよそ1時間に70~100ロット程度のペースで進行)、お客様ご自身の手でパドル(ビッド札)を挙げて作品をご落札いただくのは、手に汗握る緊張感があると同時に、インターネットオークションでは味わえない面白さでもあります。
また、オークション開催前2~3日間にわたってすべての出品作品が展示される「下見会」も魅力のひとつです。開場時間内であればご予約なしでどなたでも入場可能で、作品を直接手に取って確認いただけます。作品についてのご質問・ご相談にも会場内のスタッフが丁寧にご対応させていただきます。
Q6. 事前に出品物をみることはできますか?
A.WEBサイトもしくはカタログ(初回は無料で送付)から、出品作品情報をご確認いただけます。
さらに詳しい状態をご確認いただくには、前述の下見会へのご参加をおすすめしております。
Q7. オークションでの競り合いが特に激しかったアイテムのエピソードを教えてください。
A.国内外、個人・法人を問わず多くのお客様にご参加いただいていることから、注目作品はエスティメート(予想落札価格)の何倍もの金額に競り上がることも珍しくありません。
ソフビに焦点を当てた開催は初の試みとなりますが、本オークションでもそうした活況な競りが行われ、リアルオークションならではの白熱する展開を楽しんでいただければ嬉しく思います。
Q8. 初めてオークションに参加する人に向けて、入札・出品のコツを教えてください。
A.【入札】入札ガイド
オークションはどなたでも無料でご参加いただけます。会場参加以外にも、WEBからリアルタイムで入札できるライブビッド、電話入札、事前入札など複数の入札方法がございますので、ご都合に応じた方法でご参加ください。
【出品】 出品ガイド
出品査定は、随時無料で行っています。作品のお写真とお分かりになる範囲の情報をお寄せください。ご自宅に眠っている作品が、想像以上の価格で落札されることもございます。ぜひ、お気軽にお申し込みください!
Q9. 個人的に「これはすごい!」と思ったソフビはありますか?
A.(本特集の担当営業より)
IKBの公害怪獣シリーズです。今回有難くもお預けいただいたNAGNAGNAG氏の遺されたものを通してソフビを知ったところではあるのですが、カラーリングや躍動感のある造形は、それまで思っていた「子どものおもちゃ」としてのソフビとは一線を画したものであると感じ、大変驚きました。
Q10. 出品数はいくつぐらいになりますか?
A.今回の特集では、NAGNAGNAG氏のコレクションから300点以上に及ぶソフビ、おもちゃが出品予定です。
Q11. 毎日オークションとして、ソフビコレクターに向けたメッセージをお願いします!
A.2023年に惜しまれつつも急逝したNAGNAGNAG氏が生涯をかけて蒐集した希少な作品が一堂に会する、大変貴重な特集となっています。
生前に公では語らなかった、彼のアーティストとしての深い思いや自負を、その言葉以上にコレクションを通して感じさせてくれるまたとない機会であると思っております。
ソフビを愛する皆様にもお楽しみいただける内容となっていますので、ぜひ楽しんでいただければ幸いです!
オークション参加方法・注目ポイント
オークションはオフライン、オンラインどちらからでも入札できるため、誰でも簡単に参加可能!
オークション参加の流れ
- WEBサイトもしくはカタログで出品作品をチェック
- 下見会で状態を確認(事前予約不要)
- 会員登録(無料)
- 入札しリアルタイムでの競りを体験!(事前入札も可能)
- 落札(現金または銀行振込で支払い)
- 作品引き取り(会場で直接引き取り、もしくは後日発送)
ここに注目!
- オークション会場での参加以外にも、オンラインや電話など複数の入札方法から選べる!
- 事前入札も可能なので、狙っているアイテムがあるなら早めにチェック!
- 下見会では実物を手に取って、細部まで状態の確認が可能!
ソフビ撮影レポート
オークション出品にあたり、撮影をさせていただきましたので、その現場をレポート!ソフビを中心に90枚ほど厳選して撮影しております。
📸 注目のショット!
まとめ・今後のソフビ市場の展望
今回の旧蔵コレクションセールは、NAGNAGNAGさんのアートとしての価値を再確認する機会になるでしょう。
近年、ソフビは単なる玩具を超え、アート市場でも評価されるようになっています。今後も限定モデルやコラボ作品が市場を賑わせ、価格高騰が続く可能性も。
ここまでのコレクションが世に出回るのは本当に稀な機会ですので、「買うなら今!」そんな熱気に包まれたオークションになること間違いなしです。気になるアイテムをチェックし、貴重な一品を手に入れるチャンスをお見逃しなく!