
はじめに:令和の今、なぜソフビが熱いのか?
かつて子どもたちの玩具だった「ソフビ(ソフトビニール製フィギュア)」は、現在ではアートやカルチャーの一部として、大人のコレクターたちからも熱狂的な支持を受けています。
昭和から続く老舗メーカーの復活に加え、個性豊かなインディーズ作家が次々と登場し、ソフビ市場はかつてない盛り上がりを見せています。
2025年現在、イベント限定品や抽選販売、SNS映えするオリジナル怪獣など、楽しみ方も多様化。この記事では、今注目すべき人気ソフビメーカー・ブランドを一挙にご紹介し、それぞれの代表作や特徴をまとめてお届けします。
1. マルサン(MARUSAN)
創業年:1947年(再興:1997年)
拠点:東京都
代表作:
- 初代ゴジラ350(クリア版、蓄光版など)
- ウルトラマンシリーズ
- ガラモン、ピグモン、カネゴンなど
特徴:
レトロ感と現代性を兼ね備えた造形。カラーバリエーションが豊富で、限定カラーは即完売することもあります。
2. ブルマァク(BULLMARK)
創業年:1969年(復刻展開:1997年〜)
拠点:長野県
代表作:
- ゴジラシリーズ(1970年代風)
- ウルトラ怪獣シリーズ(ジャミラ、ベムスターなど)
- 帰ってきたウルトラマンシリーズ
特徴:
古き良き昭和風の仕上げと当時の箱デザインを忠実に再現。レトロコレクターに高い人気を誇ります。
3. M1号
創業年:1990年代中盤
拠点:東京都
代表作:
- ゴジラ各年代モデル
- ヘドラシリーズ
- ミニヘドラ、ちびゴジラ
特徴:
昭和ソフビへの愛を反映した造形力が魅力。造形・塗装ともに高品質でファンとの交流も活発です。
4. メディコム・トイ(MEDICOM TOY)
創業年:1996年
拠点:東京都中野区
代表作:
- ヘドラ(アーティストコラボ多数)
- ゴジラ(スタイライズド版)
- sofubi fightingシリーズ
特徴:
アートとポップカルチャーを融合させたスタイル。現代的な造形とカラーリングで幅広い層に人気です。
5. シカルナ工房
創業年:2003年
拠点:関東地方
代表作:
- 蓮鬼(れんき)
- 烈牙(れつが)
- 鬼羅(きら)
特徴:
芸術的ともいえる造形と塗装でコアなファンを獲得。流通は抽選・イベント販売が中心。
6. ピコピコ(Pico Pico)
活動開始:2000年代前半
拠点:東京と海外(主にアメリカ)
代表作:
- カブトムシ怪獣
- ロボット怪獣シリーズ
- ピコピコ×INSTINCTOYコラボ
特徴:
可愛い+不気味+アートという独自ジャンルを築いた作家。カラーリングとフォルムの個性が強烈です。
7. ガーガメル(Gargamel)
創業年:2001年
拠点:東京都
代表作:
- Zagoran(ザゴラン)
- Deathra(デスラ)
- イエティシリーズ
特徴:
ノスタルジックでいて現代的なセンスが光る造形。海外でも高い人気を誇り、逆輸入もあるほど。
8. One up.
所在地:
中野ブロードウェイ内
代表作:
- バタモン怪獣シリーズ
- One up限定カラーコラボ作品
特徴:
若手作家の登竜門的ショップで、オリジナル作品も多数展開。抽選や店頭販売が中心で入手難易度も様々。
まとめ:自分の「推しメーカー」を見つけよう!
2025年現在、ソフビ業界は老舗と新鋭、商業と個人、アートと玩具が融合したまさに“百花繚乱”の時代です。
今回紹介した8メーカーは、それぞれに異なる魅力と哲学を持ち、ジャンルも作風も多岐にわたります。
これからコレクションを始めたいという方は、まずは「この作風が好き」と感じるメーカーを見つけ、情報を集めてみるのが第一歩。イベント、オークション、SNSなどを活用すれば、あなたの“推しソフビ”に必ず出会えるはずです。
ぜひ、自分だけの楽しみ方でソフビの世界を深掘りしてみてください。
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